特定非営利活動法人DNDi Japan (ディーエヌディーアイ ジャパン) 新事務局代表に中谷香が就任しました

[2020年3月19日 東京]

Drugs for Neglected Diseases initiative (本部: スイス・ジュネーブ、最高責任者: ベルナール・ぺクール Bernard Pécoul 医師、以下DNDi) ならびに特定非営利活動法人DNDi Japan (東京、理事長: 山田陽城) は、このたび井本大介の後任として、中谷香がDNDi Japan事務局代表に就任したことをお知らせいたします。

今日、途上国での感染症の新規治療薬の研究開発・供給は非営利の活動機関 PDPs (Product Development Partnerships: 国際医薬品開発パートナーシップ) により、リード化合物発見からフィールドにおける臨床試験までの一連の創薬研究を推進することで、多くの成果を得ています。DNDi (Drugs for Neglected Diseases initiative: 顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ) は、PDPs活動の先鞭をつけて、2003年にWHO (世界保健機関) のあるスイス・ジュネーブを本拠地として設立されました。DNDi Japanは2003年のジュネーブ本部設立とほぼ同時に活動を開始し、2004年に東京に事務所を開設、2009年には特定非営利活動法人として東京都の認証を受けています。DNDiならびにDNDi Japanは、日本のアカデミアや製薬企業、グローバルヘルス技術振興基金 (GHIT Fund) 等のパートナーと共に顧みられない病気に対する革新的な治療薬の開発を推進しており、途上国で感染に苦しむ患者さんを1人でも多く救うことを目指しています。

新DNDi Japan事務局代表 中谷 香は、日本やアメリカの非営利組織、UNAIDSなどの国際機関や国際協力機構 (JICA) などの公的機関にて国際協力に従事し、アフリカ・カリブ地域、東南アジア地域において、感染症、ユニバーサルヘルスカバレッジなど公衆衛生分野を中心に、プロジェクト運営、技術協力、人材育成といった多岐にわたる案件に携わりました。2013年から4年間は保健の専門家としてJICAミャンマー事務所に駐在し、国際機関・欧州ドナー連携を主導するとともに、日本の民間企業のミャンマーにおける市場開拓などに助言を行うなど、幅広い業務に従事致しました。直近では、タイにおいてJICA技術協力プロジェクトに従事し、日本とタイの国民皆保険制度の改善のための提言取りまとめや人材育成、アドボカシーなどに携わりました。国際保健分野の幅広い経験、日本の公的セクターとの連携の経験、コミュニケーション能力などを活かし、DNDi Japan事務局代表として日本やグローバルにおける多様な関係者の皆様とのパートナーシップの構築や強化を図り、DNDiのミッションの達成に貢献してまいります。

今後とも、DNDiならびにDNDi Japanの活動への皆さまのご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

<特定非営利活動法人DNDi Japan新事務局代表 中谷 香の略歴>

中谷 香  (なかたに かおり)

1995年 二松学舎大学国際政治経済学部卒業
1996 -1997年 アフリカ教育基金の会にて勤務(ケニア駐在含む)
1999 -2001年 ザンビア駐在、青年海外協力隊員として派遣
2001 – 2002年 ロンドン大学公衆衛生熱帯医学大学院 修士号(MSc)取得
2002 – 2005年   国際協力機構(JICA)にてジュニア専門員として勤務
(ジャマイカ駐在含む)
2006 – 2009年 公益財団法人エイズ予防財団にて勤務
2009 – 2011年 国連エイズ合同計画(UNAIDS)にて勤務(インドネシア駐在)
2011 – 2012年 国連エイズ合同計画(UNAIDS)アジア太平洋事務所にて勤務(タイ駐在)
2012 – 2013年 国連開発計画(UNDP)アジア太平洋事務所にてコンサルタントとして勤務(タイ駐在)
2013 – 2017年 国際協力機構(JICA)ミャンマー事務所にて企画調査員として勤務
2017 – 2019年 国際協力機構(JICA)技術協力専門家として勤務(タイ駐在)
2020年1月20日付 DNDi Japan 勤務開始

以上
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【Drugs for Neglected Diseases initiative, DNDi:顧みられない病気の新薬開発イニシアティブについて】
1990年代後半、発展途上国の現場で医療活動に従事していた国境なき医師団のチームは、顧みられない病気に苦しむ患者を治療できないことに苛立ちを募らせていました。患者の治療に使用する医薬品の効果がなかったり、強い副作用があったり、あるいは製造中止になって使用ができないなどの問題があったためです。そこで、国境なき医師団は、1999年に受賞したノーベル平和賞の賞金の一部を、患者のニーズを重視して、顧みられない病気に対する治療薬の研究開発 (R&D) に取り組むための革新的な組織の設立に充てることに決定し、スイス・ジュネーブに本部を置く非営利財団として2003年7月に正式に発足しました。DNDi はヨーロッパを中心とした多くの政府機関および私設財団から資金援助を受けて活動しています。2013年度からは日本政府も参画する公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金 (GHIT Fund) による資金援助も受けています。また、WHOの熱帯病医学特別研究訓練プログラム (WHO-TDR) が常任オブザーバーとして参加しています。www.dndi.org

【DNDi Japanについて】
DNDi Japanは、2003年に日本の活動を開始し、2009年に特定非営利活動法人として東京都の認証を受けました。顧みられない熱帯病 (NTDs) に苦しむ途上国の人々を援助するために日本の窓口として、DNDi本部のプロジェクトを支援し日本国内外の協力先と協働して、NTDsの治療薬開発、それに関連する能力開発、ならびに啓発活動など、発展途上国の人々の保健医療、福利厚生に貢献することを目的とした活動を行っています。www.dndijapan.org

<問い合わせ先>
特定非営利活動法人DNDi Japan
事務局
Tel: 03-6258-0303 (代表)